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ショパンコンクール2021年の裏事情。プロやプロを目指す人が注目をする事とは? No.3

執筆者の写真: Natsuko ImaiNatsuko Imai

国、音楽教育、文化、師匠、と続いて注目しているのが「ピアノメーカー」です。

今回のコンクールで「いや〜〜〜なんて上手なんだろう!」と思う人はたくさんいます。でも、そのお話ではなくて、今回はピアノメーカーのお話をしたいと思います。以前、テレビ番組で、ファチオリ(イタリアの超高級ピアノメーカー)の日本人調律師がコンクールでファチオリを使うピアニストに同行し、そのピアニストの為にピアノを調整するドキュメンタリーを見たことがあります。そのピアニストが通過出来ずに、その調律師のがっくりした気持ちが伝わってきて今でも思い出します。ピアニストが通過出来なかった時点で、調律師も一緒にコンクールも終わりとなります。今回、Yamahaを選んだピアニストで決勝に進んだピアニストはいなく、Yamahaのブランド力も多少落ちた様な気がします。ショパンコンクールの公式サイトに出ている演奏には、名前、国、曲名、そして使用するピアノメーカーの表示が出てきます。その位重要な位置を占めているのがピアノです。今回のコンクールでは、圧倒的にスタンウェイを使用するピアニストが多い中、Fazioliは応援しているMartin Garcia Garciaさんが使っています。ピアノの良さが出ていると思いました。絶対に答えのない疑問ですが、今回の優勝者が、もし他のピアノを使ったら優勝できなかったのでしょうか? しかし、勝つ為にはスタンウェイの方が良いという事は時々耳にします。今とても評判が良いのは、カワイのShigeru Kawaiシリーズです。決勝でも使用しているピアニストがいます。Fazioli、Kawai、Steinway、聴き比べてみて下さい。音色は、かなり違うと思います♪

 
 
 

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