前回、楽器演奏とスポーツは非常に似ているという点をブログでシェアさせて頂きました。ピアノ演奏は、どちらかといえば消去法で考えた方が効率的だと思います。無駄な力を抜く、無駄な動きを減らす、それが出来ればプロの様に弾けます。簡単に弾いている様に見える人は技術が高い人です。例えばホロヴィッツが弾いているのを見ると、今まで練習したことがないかの様に、簡単そうにピアノを弾いている様に見えるのですが。。
「いかに簡単に弾ける様になるか」=「難易度の高い曲を弾く事ができる、弾ける曲が増える」そう考えると、「無駄を省く」という事が重要になります。例えば、「手を鍵盤と平行に保つ」習い始めにする事ですが、そうしないと上下に手が動き、無駄な動きが出てきてしまいます。でも、5本の指の強さと長さが違うので、その5本の指のコントロールが出来れば、弾ける曲もグッと多くなるでしょう。音楽は運動的な要素と芸術的な要素があるので、スポーツの様に考えるだけでは、上手くいかない事もあるかもしれません。しかし、このアプローチは指摘されなければ、あまり考えない要素です。少し視点を変えるだけで、弾けない曲が急に弾けたりするのです。
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